脇野 辰之進

出身高校:新潟市立高志中等教育学校

研究テーマ

水環境の機能的健全性・生態系健全性を評価・モニタリングするモデル開発

研究概要

生態系サービスと定義される様々な生態系の機能は人類の生活と密接に関わっている。生態系サービスとは基盤、供給、調整、文化的サービスの四つに大別されるもので、自然から人類が受けるすべての恩恵のことをいう。この生態系サービスは生物多様性によって支えられていることから、生物多様性の現状を正確に把握することは、生態系サービスの維持・向上に資する対策の立案を可能とし、例えば土木構造物による自然改変の影響を最小限とすることなどにもつながる。本研究では、生物多様性をリモートセンシングデータ等により得られる情報を用いて評価するためのモデルを開発することを最終目標とし、種の分布モデルの結果を基に遺伝的アルゴリズムを用いたシミュレーションを行うことで、自然生態系モニタリングモデルの適切な条件設定を推定することに取り組んでいる。

学会発表

  1. 種の分布モデルを用いた淡水域における生物多様性モニタリングモデルの開発
    脇野辰之進、大石若菜、佐野大輔
    第59回日本水環境学会年会(2024年度)
    2025年3月17-19日、北海道大学
  2. 阿武隈川水系におけるアユとブラックバスの生態系評価と保全対策案
    黒沼遥斗、関和真、高橋秀弥、脇野辰之進、佐野大輔、深澤恭子
    令和6年度土木学会東北支部技術研究発表会
    2025年2月28日-3月1日、東北大学・川内南キャンパス
  3. Development of a model to evaluate and monitor the ecological health of the aquatic environment
    Tatsunoshin Wakino
    The 2nd Symposium for Human and Environmental Security
    Feb. 19, 2025, Tohoku University
  4. 淡水域における生物多様性モニタリング技術の開発
    脇野辰之進、大石若菜、佐野大輔
    東北大学土木懇談会2024
    東北大学・災害科学国際研究所多目的ホール
    2024年11月8日
  5. 水環境の生態系健全性をモニタリングするためのモデルの開発
    脇野辰之進、Jamie Kass、大石若菜、佐野大輔
    令和5年度土木学会東北支部技術研究発表会
    2024年3月2日、岩手大学